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Thursday, May 18, 2006

ショートボディライフのロングテールな瞬間(1)

XMLコンセプトの素晴らしさに感動して以来、久しぶりに本物の手応えを感じるのが最近話題の”Web 2.0”である。 なぜならWWWの世界でこれができたらいいな、と思っていたことが見事なくらいに実現されているからである。RSS、Social Bookmark、Mashup、最近ではなんといってもAjax。そんなワクワクするWeb 2.0の世界で、唯一違和感を感じるのがロングテールである。
普段の生活を振り返ってみると、Web 2.0本を読みながらロングテールのビジネスモデルに感心する一方で、実際に買って楽しんでいるのはダヴィンチ・コードやロード・オブ・ザ・リングだったりする。あえて言うなら実にショートボディな生活を送っているということになる。昔はミーハーと呼ばれていた部類にあたるのかもしれない。
マイナーなモノを追いかけるほどの時間はない、何かを徹底して収集しようという気もない、みんなの話題についていきたいなど理由は様々だろうが、ショートボディライフを楽しんでいる人は意外に多いのではないだろうか。もしこういう人が多いとすると、ロングテールというのは、ITバブルの時に流行ったバナー広告のような流行モノのビジネスモデルに過ぎないのではないか、という疑問が湧いてきて頭を離れなくなってしまったのである。

そのようなわけで、自分のショートボディライフの中で、どれくらいロングテールな瞬間があったかを見つめ直すことで、ロングテールの将来性について勝手に考えてみようと思ったのである。

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