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Wednesday, May 31, 2006

Googleフリークへの道(1) 黎明期: Google Maps

Google検索はサービスが始まった頃から愛用している。他の検索エンジンに比べて、欲しい情報が手に入りやすいという直感的な印象があったからである。確かにとても便利になったし、日常生活の中で調べることに掛ける時間がかなり減ったが、Google検索を使うこと自体が楽しいと思ったことはなかった。

「Googleが楽しい」と感じるきっかけとなったのはGoogle Mapsである。Web地図アプリは他にもあるが、その多くが地図を動かすとページ全体を描き直すタイプであった。「地図を見る」という行為は予想以上に視覚の連続性を求めるようで、描き直しで一度地図が消えてしまうと、道路のつながりや建物の並びを直感的につかむことが難しくなる。Google MapsはこれをAjaxというJavascriptベースの技術で見事に解決した。マウスドラッグで地図を滑らかに移動できるというのは、今までのWeb地図アプリでは得られなかった楽しい操作感だ。衛星写真と地図をWebアプリで組み合わせるという発想もすばらしい。自分の家や有名な場所を探して楽しめるし、あまりコンピュータに詳しくない人のPCで動かして見せてあげるととてもウケる。

Google Mapsがこれだけ注目されたのは、何といってもAPIの公開が衝撃的だったからだろう。Mashupsのランク付けをしているProgrammableweb.comでは常にトップを誇っており、最近はGoogle Mapsを利用したサイトも多く見かけるようになった。2006/5/30のCNET Japanの記事ではGoogleの利用者が前年同月比44%増になったそうだが、これはGoogle Mapsのような新サービスの利用者激増が主な理由らしい。大いに頷けるところである。

PCを使うことが日常になっている今は、使って楽しいと思えることは大切なことだと思う。

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