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Thursday, June 08, 2006

Googleフリークへの道 番外: Google Spreadsheet 初見

2006/6/6から、Google Spreadsheetのトライアウトが始まったので、早速応募してみた。おそらくかなりの応募があったのであろう、Googleから招待メールが来たのは6/7の朝になってからであった。招待メールにあったURLにアクセスすると、ごく普通の表計算ソフトの画面がWeb上に現れた。

他のGoogleツール同様にAjax満載で、Webアプリとしては驚異的な操作感である。しかもそこそこ速い。ただ現時点では最低限の機能しかなく、いくつかの点で「使えなさ感」を感じてしまう。
  • セルのハンドリング(ドラッグ&コピー等)が貧弱である。
  • 罫線が引けない。
  • グラフ表示機能がない。
  • 日本語入力がやや面倒である。
批判的な目で見ればMicrosoft Excelとはあれが違う、これが違うという感想がもっと出るだろう。予想通りMicrosoftは全く相手にしていない。現在の機能ではExcelのヘビーユーザには見向きもされないだろうし、Google Office構想はまだ絵に描いた餅に過ぎないと感じるのは確かだ。しかし、Microsoftが主張しているような、コラボレーションサポート、ビジネスインテリジェンス機能はExcelユーザの何%に使われているのか、そもそもExcel機能全体の何%がよく使われているかを分析しなければ、それほど現在のシェアが安泰とは言えないと思う。

Googleの強みはソフトウェアを配布しないことにあり、Microsoft Excelのようなバージョンアップ/パッチあて地獄を感じでない済むという点である。Google Spreadsheetは今後も機能拡張されていくそうなので、期待しながらトライアウトを楽しむつもりだ。

ところで最近Googleは、主義を曲げたとか出版業界と対立とか、ネガティブな記事が増えてきた。企業規模が大きくなってしまったことの宿命かもしれないが、フリークとしてはぜひ頑張って欲しいと思っている。


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